【解説2】
カタカムナとは


縄文以前、1万2000年前から4万年前頃までの上古代と呼ばれる時代に存在したと言われる文明です。カタカムナ文字は、カタカムナ文明の文字と言われています。
兵庫県のカタカムナ神社のご神体として、カタカムナ文献の巻物が保存されていました。

カタカムナはなぜこれほど人をひきつけるのでしょうか。
歴史の中に埋もれていたその図象が再発見されてから、まだ数十年しかたっていません。
まだまだわかっていないことがたくさんあります。それでも、多くの人がカタカムナの研究や普及に取り組んでいます。なぜかそこに宇宙の真理があると直感するからでしょう。
カタカムナを知れば知るほど、物事の本質を見抜く力が冴えわたり、知らないことでもなぜそうなっているのかが、不思議とわかってしまいます。カタカムナを通して、物事を見ると、宇宙の真理や生命の本質がシースルーになり、透けて見える感じなのです。

本題にはいります、「カタカムナ」とは、

「現象の背後には潜象が内在し、万物万象は潜象のカムから発生する」ということです。
すなわち、生命の根源は「カム」であることを示すコトバなのです。
それは、およそ次のような内容を示しています。
「カタ」とは、「カ」(潜象)から現象宇宙に分離独立(タ)したもの、すなわち「片」であり、「形」を持つものであるということなのです。
「カムナ」は、「カムから何回も何万回も(ナ)出たもの」という意味です。
「カム」のチカラが極めて微細な微分系で、夥しい数を繰り返したのが(ナ)という思念なのです。
「ナ」には、「ヌシ」という思念も含まれています。

要するに「カタカムナ」とは、現象の背後(片)で、潜象の「カム」から出たカムの微分量の「カムナ」が刻々とイノチを維持してくれているということです。



思いが言葉をつくり、言葉は現象化する

カタカムナのカタとは「カタチのあるもの=物質・生命体」のことです。これをカタカムナではエネルギーの「容れ物(いれもの)」と見ます。つまり「カタ」とは「空間」のことなのです。たとえばクッキーを成形するための枠、あれも「カタ」と呼びますよね。生地を伸ばして型で抜くと、ハート型や星型のクッキーができますけれど、そのとき同時に、生地には☆型などの穴があきます。この穴のことを「カタ」と言うのです。
次にカムというのは「その力の広がり=生命エネルギー・魂」のことで、カタから湧き出ています。空っぽの空間に、エネルギーが入ることで、初めて形のある肉体や物体ができるのです。そして、カタとカムの2つを統合する核を「ナ」といい、「な」は「十」に通じます。カタとカムの統合した肉体から、ナを通して何かが放出されています。その何かとは、言霊であり、したがって生命体から放出されている言霊が現象界に実体を表す力となっているとカタカムナでは言っているのです。
この「カタカムナ」という目に見えない生命エネルギーの循環する構造がすべての生命、すべての物体、すべての現象の基本構造です。
好むと好まざるとにかかわらず、核を通して放射されたエネルギー、すなわち自分の心、あるいは口から発した言葉が解き放たれると、現象世界に振動を伝え、具現化を引き起こしていきます。
「カタカムナ」は、自分の感じる心の中にあり、「今」を感じてどう思うかが電源となり、現実の世界に共振現象を起こし、実際に現象として現われるのです。
この原理を知ることは、自分の生き方に大きな変化をもたらすことになるでしょう。


お薦めいたします。




ダイオカワークセンター屋内には「カタカムナ」の現象図が示されている

センターのセッション室内にもカタカムナ図象が示されている。